大臣認定仕様を所得した防耐火構造の断熱材の注意点

よくある疑問
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本記事では2025年6月30日に国土交通省から通知が来た「大臣認定仕様に記載のない断熱材を充てんすることに関する注意点について」について解説します。

※この通知については公表されたばかりのため、内容について変更があればその都度、修正させていただきます。

通知の内容

今回発表された通知の内容は、大臣認定品を所得した防耐火構造を用いて建築する場合、認定の仕様に断熱材の記載がない場合に、外壁内にてん断熱材を施工した場合この外壁が大臣認定品を所得した外壁として取り扱いが可能かという通知になります。

国土交通省からの通知こちらをクリックしてください。

現時点での見解

この通知が発表されてから数日後に国土交通省からのQAが発表されました。

国土交通省からのQAはこちらをクリックしてください。

国土交通省のQAでは「PC030BE-9201」、「PC030BE-9192」、「QF045BE-9226」、「QF060BE-9225」の解説が出ています。

代表して「PC030BE-9201」の仕様は 屋内側の仕様を

  • 厚さ75mmのグラスウール又はロックウールを充填した上で、厚さ4mmの合板を張ったもの
  • 厚さ9.5mmのせっこうボード

と屋内側の仕様が2パターンあり、「厚さ9.5mmのせっこうボード」の場合には、断熱材の表記がないため、断熱材を充填する場合は大臣認定品の仕様から外れるという通知でしたが、「グラスウール又はロックウール」を充填する場合は、大臣認定品の仕様に適合するというQAになります。

このときウレタンフォームなどの断熱材については表記がないため、大臣認定品の仕様から外れる恐れがあります。

また、このQAは「PC030BE-9201」、「PC030BE-9192」、「QF045BE-9226」、「QF060BE-9225」の4種類についてのみのQAのため、これ以外の大臣認定品を使用する場合には、建築確認申請を提出する機関に事前に確認することをお勧めします。

防耐火構造について再度確認をする場合は、下記のいずれかの書籍で、図解を見ながら理解を深めるのがおすすめです。



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